機関誌エデュフロント バックナンバー

2017年6月 第21回教育シンポジウム in 東京 

2017年6月表紙

サブタイトル

子どもたちの「学び」を変えるカリキュラム・マネジメント
―学校は、教師は、何をしたらよいのか―

特集内容

 資質・能力を育むための「社会に開かれた教育課程」を具体化し、子どもの 「学び」を伸ばし深めるための「カリキュラム・マネジメント」は、次期学習 指導要領のキーワードの一つである。  教育シンポジウム in 東京 2017 プログラムAでは、次期学習指導要領の指針 を共有し、カリキュラム・マネジメントで、学校は、教師は、何をしたらよいのか について検討した。さらに、カメラ店のマネジメントで活躍中の佐藤勝人氏を ゲストに迎え、学校のマネジメントへの視点と方法を探った。

目次等

【基調提案】 「『学びの地図』づくりとカリキュラム・マネジメント」   谷川 彰英 公益財団法人 中央教育研究所 理事長 【基調講演】 「『主体的・対話的で深い学び』を実現するために   ~改訂目前! 次期学習指導要領の指針~」  田村 学 國學院大學人間開発学部初等教育科 教授・ 文部科学省初等中等教育局 視学官(開催時) 【講演】 「カリキュラムマネジメントの考え方と方法」   田村 知子 岐阜大学教育学研究科教職実践開発専攻 准教授 【実践の紹介&報告】  田村 知子  <実践報告>  「探究的な学習をつくるカリキュラム・マネジメント」    亀山 雅之 関市立津保川中学校 教諭 【記念講演】 「想い出をキレイに一生残すために」   佐藤 勝人 サトーカメラ株式会社 代表取締役専務 【鼎談】 「マネジメントで学校が変わる!」  佐藤 勝人 田村 学 谷川 彰英

取材概要等

日時:平成29年2月12日(日) 会場:帝京平成大学 冲永記念ホール 主催:公益財団法人 中央教育研究所  後援:東京都教育委員会,茨城県教育委員会,    神奈川県教育委員会,群馬県教育委員会,    埼玉県教育委員会,千葉県教育委員会,    栃木県教育委員会,長野県教育委員会,    新潟県教育委員会,山梨県教育委員会    ㈱時事通信社,東京教育研究所,    ㈱学習調査エデュフロント

内容紹介

(本文より)  カリキュラム・マネジメントの「マネジメント」を、「経営・管理」と捉えると いかにも窮屈です。そうではなく、学校全体の「学びの地図」を創作するという 意味で「運営」と捉えたいと思います。なぜカリキュラムを創作するのか、それは 子ども達一人一人の「学びの地図」を創るためです。教育者の生きがいは、子ども 達一人一人の成長を確認できることにあります。その喜びを実感できたら、カリ キュラム・マネジメントの壁は乗り越えられるはずです。ぜひ、管理職の先生方は もちろん、すべての先生方にこの壁を乗り越えていただきたいと思います。 (谷川)  「深い学び」とは、知識や技能といったものを関連付け、構造化し、つないでいく ようなイメージをもつとわかりやすいのではないかと思います。思考力・判断力 や表現力等は活用場面とつながり、学習の中で得られた成果は肯定的な感情や 手応え、あるいは学習の目的とつながっていきます。このようなつながりができる ことによって、知識・技能は生きて働くものになり、思考力・判断力・表現力等は 未知の状況の中でも活用できるものになっていくのです。 (田村学)
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