機関誌エデュフロント バックナンバー

2008年5月 第9回教育シンポジウムin東京レポート

表紙

サブタイトル

授業はどう変わる?-学習指導要領改訂のねらいと学力向上の方策-

特集内容

 今回の学習指導要領の改訂では、30年ぶりの授業時間増や小学校英語の新 設が関心を呼んだ。しかし、これらの表層的な変化だけに翻弄されることな く、子どもたちの学力について本質的な議論が重ねられなければならない。  第9回教育シンポジウムin東京では、中教審の審議に深く関わった研究者や 教育現場の第一線で活躍する講師陣から、学習指導要領改訂のねらいや「生き る力」を育む授業観が具体的に提示された。未来に通じる学力、子どもの探究 心を育む授業について活発な討議が行われ、400人を超える参加者に多くの示 唆を与えるシンポジウムとなった。

目次等

第1部 講演 「小学校学習指導要領改訂の視点と新しい教育課程への展望」 無藤隆 白梅学園大学教授      中央教育審議会初等中等分科会教育課程部会小学校部会主査 「中学校学習指導要領改訂の視点と新しい教育課程への展望」   市川伸一 東京大学教授       中央教育審議会初等中等分科会教育課程部会中学校部会主査 第2部 パネルディスカッション 指定討論「子どもを伸ばす発想法 -未来からの学力-」 谷川彰英 筑波大学副学長 意見交換「授業はこう変わる!」 白井一之 東京都練馬区立光が丘第二小学校主幹       「中学校国語科の立場から〈課題などの問題提起〉」 齋藤正三 東京都稲城市立稲城第三中学校教諭 パネルディスカッション 「授業はどう変わる? -学習指導要領改訂のねらいと学力向上の方策-」 総括「シンポジウムを終えて」 寺﨑昌男 財団法人中央教育研究所理事長

取材対象概要

日時:平成20年3月2日(日)  会場:赤羽会館・大ホール 主催:財団法人 中央教育研究所  後援:東京教育研究所/(株)学習調査エデュフロント

内容紹介

(本文より)  習得とは、基礎的、基本的な知識・技能をしっかりと身につけるようにする 学習活動です。それに対して活用は、もっと複雑で実際的な現象において、与 えられた課題について一生懸命考える学習活動です。そして探究は、教師が必 ずしも正答を用意せずに、基本的には子どもが自ら課題を見つけ出し、体験し、 調べてまとめていく学習活動です。  しかし、それぞれの学習活動を厳密に分けることにあまり意味はありません。 虹の七色と同じように、はっきりとした境目があるわけではなく、実際にはそ れぞれが連続的に連なって、混じり合っているからです。大事なのは、習得・ 活用・探究のつながりとバランスです。それぞれの持つ幅を十分に意識して、 授業の中で適宜バランスを取っていくことこそが重要なのです。
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