機関誌エデュフロント バックナンバー

2007年10月 実践報告集Ⅱ

表紙

サブタイトル

学力向上-地方行政の取り組みと授業改善-

特集内容

 子どもたちの学力向上のため、地方自治体や学校現場ではさまざまな取り 組みが行われている。それぞれの自治体では、学力の実態を把握するための 調査はどのように行われているのか、そして、その結果はどのように活用さ れているのか。教室では、教師のどのような工夫によって子どもたちの学力 が高められたか。  学力向上へつなげる具体的な手立てとその成果について、教育現場の取り 組みを紹介する。

目次等

実践報告「教育委員会の取り組み」 「学び合う学校の創造」 玉野有彦 高砂市教育委員会教育指導部学校教育課課長 「確かな学力の育成のために」 太田洋子 伊丹市教育委員会学校教育部教育施策企画担当主幹 「丸亀市における学力向上の取り組み」 末澤康彦 丸亀市教育委員会学校教育課主任指導主事 「思考力・判断力・表現力を培う授業」 岡野健 群馬県総合教育センター 義務教育研究グループ主任指導主事 実践事例「学力を高める教科指導の工夫」 「学校現場で取り組む学力向上」 飯牟禮俊紀 東京都葛飾区立本田中学校主幹       東京都足立区立上沼田中学校主幹(開催時) トピック 「全国学力調査」 「次期学習指導要領改訂」

取材対象概要

第5回教育シンポジウムin四国/高知 07.1.21, 第5回教育シンポジウムin東京 07.2.10  主催:財団法人 中央教育研究所

内容紹介

(本文より)  全国平均と比較することで、相対的な位置を見ることは確かに大事です。 しかし、それよりも大事なことは「授業改善につながるためのテストになっ たのかどうか」です。行政として学力調査を実施する場合、ただ単に正答率 等の通過率を比較するだけのもので終わって良いとは思えません。学力調査 は、本来子どもの学習実態や課題等を洗い出して、そこから授業改善や学力 向上のための具体的な方策を見出すために実施すべきです。…(中略)…今 回のテストでは、結果のデータを示すだけでなく、各学校が思考力や思考の つまずきに関する自己診断をしてほしいという思いがありました。そこで、 全教科のテストデータとともに、このデータ処理に関わった企業に自己診断 をするためのプログラムの作成を依頼し、各学校に配布しました。
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