機関誌エデュフロント バックナンバー

2007年5月 第5回教育シンポジウムin東京レポート

表紙

サブタイトル

学力向上への確かなビジョンを探る-次期学習指導要領の展望を基に-

特集内容

「学力低下」「いじめ」「未履修」など、教育界をめぐる諸問題が大きな関心 を呼んでいる。教育関連3法案をはじめとする教育改革が進む中、学校は何を めざし、教師は何をすべきなのだろうか。第一線の講師陣を迎えて、次期学習 指導要領のゆくえを読み解きながら、学力向上への確かなビジョンを探ってい く。 本号は、全国から300人を超える参加者を集めたシンポジウムの前編[講演の 部]を中心にお送りする。

目次等

第1部 講演 「次期学習指導要領がめざす新たな学力」 安彦忠彦 早稲田大学教育学部教授               「学力を育てる」 志水宏吉 大阪大学大学院人間科学研究科教授 第2部 パネルディスカッション 「新しい時代の学力向上」 総括「シンポジウムを終えて」 寺﨑昌男 財団法人中央教育研究所理事長

取材対象概要

日時:平成19年2月10日(土)  会場:滝野川会館・大ホール 主催:財団法人 中央教育研究所  後援:(株)学習調査エデュフロント

内容紹介

(本文より)  地方は財政負担を負うのと同時に、権限も与えられることになります。例え ば、学級の編成などについては、すでに地方に大きな権限が与えられておりま す。このようなことから、現在はまさに、教育に対する地方の見識が問われて いる時代だと言えるでしょう。 (総括より)  シンポジウム全体を通して、世間で取り沙汰されている学力問題とは違うレ ベルでの議論ができたのではないかと思っております。それは、学力の「量」 や「水準」の話ではなく、「質」を問うていく考え方です。この考え方は、社 会に対しても強く求めていきたい大事なポイントだと思います。
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