機関誌エデュフロント バックナンバー

2007年2月 特別支援教育特集号Ⅴ

表紙

サブタイトル

Edu九州第3回セミナーレポート 特別支援教育の課題と未来

特集内容

 間近に迫った平成19年度からの特別支援教育の本格的な実施に向けて、体制 整備が進んでいる。  しかし、実践の場では教員によって試行錯誤が繰り返され、さまざまな課題 も生まれている。支援を必要とする子どものためには、具体的にどのように取 り組むべきか。システムはいかに構築されるべきか。また、その効果的な運用 のために、チームで教室・学校・地域を支えていくにはどうすれば良いのか。 コーディネーターには、どのような役割が求められているのか。  特別支援教育の最前線に立つ講師陣が、これらの課題の処方箋を提言する。 具体的な事例を踏まえた講演や質疑に、参加者は熱心に聞き入っていた。  本号は「特別支援教育特集」の第五弾。これからの特別支援教育の課題と未 来を考えていく。

目次等

第1部 講演 基調講演 「特別支援教育の動向 ~理論とシステム構築~」 石塚謙二 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特殊教育調査官 課題講演 「特別支援教育の展開と今後の課題 ~「一人で抱える」から「チームで支える」  ことのできる教室・学校・地域へ~」 肥後祥治 熊本大学教育学部助教授 実践発表 「一人一人の子どものための取り組み ~学校での具体的な取り組みを中心に~」 月森久江 東京都杉並区立中瀬中学校教諭・通級指導教室「中瀬学級」担当 「特別支援教育コーディネーターの役割と実際」 上中美恵子 福岡県宗像市立赤間小学校教諭 第2部 全体質疑 「特別支援教育の課題と未来」

取材対象概要

日時:平成18年9月30日(土) 会場:福岡商工会議所 主催:財団法人 中央教育研究所 後援:福岡県教育委員会,福岡市教育委員会,北九州市教育委員会,    佐賀県教育委員会,長崎県教育委員会,熊本県教育委員会,    大分県教育委員会,宮崎県教育委員会,鹿児島県教育委員会    (株)学習調査エデュフロント

内容紹介

(本文より)  現在、全国には約3万の小中学校がありますが、平成17年9月1日現在で、 そのうちの約90%の学校で校内委員会がすでに設置されていることがわかりま した。特別支援教育コーディネーターも80%近い学校で指名されています。 大変ありがたいことだと思っております。しかし、校内委員会を作ったり、コ ーディネーターを指名したりすれば良いのではなく、機能しているかどうかが 問題です。これからは、量的な拡大から質的な整備、機能アップに向けて取り 組まなければならないと思っています。
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