機関誌エデュフロント バックナンバー

2016年6月 第20回教育シンポジウム in 東京      

2016年6月表紙

サブタイトル

アクティブに学ぶ・アクティブに生きる
―「アクティブ・ラーニング」の視点で学校教育を拓く―

特集内容

 次期学習指導要領に向けての検討が進んでいる。今回の改訂のキーワードの一つ は「アクティブ・ラーニング」。PISA型学力、21世紀型スキルが注目されるように、 自ら課題を見つけ学び続ける意欲の向上と、実生活に生きる資質・能力の育成の ために、これからの授業はどうあるべきか。第20回を迎えた教育シンポジウム in 東京 2016では、アクティブ・ラーニングが提起された背景と意義について最新の 情報を共有するとともに、新たに特別の教科として導入される「道徳」を取り上げ、 アクティブ・ラーニングの視点から授業改善について検討した。  さらに、アクティブに学び、活躍している多彩なゲストの体験談から、より 広く、アクティブに学び、アクティブに生きていくためのヒントと価値を探った。

目次等

【基調提案】 「予測される社会とアクティブ・ラーニング」   谷川 彰英 公益財団法人 中央教育研究所 理事長 【講演】 「アクティブ・ラーニングとは何か ~次期学習指導要領に向けた審議の状況~」  大杉 住子 文部科学省初等中等教育局 教育課程課教育課程企画室 室長 【実践報告】 「特別の教科 道徳におけるアクティブ・ラーニング   ~アクティブな道徳授業をつくる~」   和井内 良樹 宇都宮大学大学院 教育学研究科 准教授 【スピーチ】 「夢をあきらめない」   石黒 由美子 シンクロナイズドスイミング・北京オリンピック日本代表 【鼎談】 「アクティブに学ぶ・アクティブに生きる」   石黒 由美子   秋山  仁 数学者・東京理科大学 理数教育研究センター長   谷川 彰英

取材概要等

日時:平成28年2月21日(日) 会場:大正大学 8号館 主催:公益財団法人 中央教育研究所 後援:東京都教育委員会,茨城県教育委員会, 神奈川県教育委員会,群馬県教育委員会, 埼玉県教育委員会,千葉県教育委員会, 栃木県教育委員会,長野県教育委員会, 新潟県教育委員会,山梨県教育委員会 ㈱時事通信社,東京教育研究所, ㈱学習調査エデュフロント

内容紹介

(本文より)  アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメントは、授業改善や組織運営の 改善など、学校の全体的な改善を行うための鍵となる重要な概念です。アクティブ・ ラーニングの視点からの学びの本質に迫る学習・指導方法の改善と、各学校で資質・ 能力のあり方をしっかり考えるカリキュラム・マネジメントの確立という両輪を回し ながら、資質・能力を育成していくこと、何よりも子供達にどういう力を身につけて いくのかということが大事です。 (大杉)  「自ら考え、学び合う道徳授業」をつくるために、要点を三つ挙げると、 ①切実感・問題意識を持たせる、 ②話合い活動のコーディネート、 ③板書の工夫です。 子どもに切実感を持たせるためには、魅力ある教材を吟味・開発し、自分のことと して考えられる学習課題を設定することが必要です。 (和井内)
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